サトイモ科の多年草で、木々の下に生えています。葉は2枚で、鳥の足のような複葉(ふくよう)と、約1メートルもある地上茎(ちかけい)をもっています。春に、仏焔苞(ぶつえんほう)と呼ばれる紫がかった筒状のものができます。茎や仏焔苞の模様が毒ヘビのマムシを思わせるので、マムシグサと呼ばれています。地下の球茎には毒がありますが、漢方医学(かんぽういがく)では天南星(てんなんしょう)と呼び、薬として使われます。
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