俳句の部

芭蕉(2)


芭蕉(2)6

場所: 日野市高幡733
       真言宗智山派別格本山
       高幡不動尊金剛寺


情報提供者: 条木俳太郎 さん


名月にふもとの霧や田のくもり              芭蕉翁

芭蕉(2)5

芭蕉(2)4

場所: 千葉県香取郡小見川町
情報提供者: 唐辛子 紋次郎 さん

明け行くや二十七夜も三日の月


 貞享3年の作。『芭蕉庵小文庫』によると利根川の船中で吟じたものらしい。碑のあるところも利根川に近い。句意は、川中の船の中からなんとなく見上げると早朝の空にかかる月がまるで宵の三日月のように見えた、というような意味に取れます。
芭蕉(2)3

場所: 京都市左京区一乗寺にある
                金福寺の境内

情報提供者: 俳諧師 さん


うき我れを
   さびしがらせよかんこ鳥

芭蕉(2)1

芭蕉(2)2
場所: 奈良県北葛城郡當麻町竹内
情報提供者: Pan さん

綿弓や琵琶に慰む竹の奥

  句碑建立:文化六年十月(1808)

 推古天皇の時代に難波と明日香京を結ぶ我が国最古の官道と云われるこの竹内街道の峠の麓「竹内」にあります。
 当時このあたりでは綿が栽培されていて、綿の実から採った繰綿をはじき打って不純物を取り除くのに、綿弓という道具を使っていました。
 綿弓をはじくとびんびんと音がして、それが静かな竹藪の奥から聞こえてくるのに、ここに滞在していた芭蕉が詠んだ一句です。

 整備された小さな公園の入り口には古い民家が休憩所となっています。

 当麻寺や大津皇子のお墓が頂上にある二上山はすぐ近くです。


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