場所:松本市城山公園 |
あじさいに秋冷いたる信濃かな
信濃高原の秋気を紫陽花に託して詠んだ格調高い句と云われて居ます。
女性俳人 杉田久女 (1890〜1946) 松本市出身の赤堀廉蔵の三女として明治23年鹿児島県にて生まれ、大正末期から昭和初期にかけて活躍した屈指の女流俳人で有る。 久女は生地も夫の故郷も好まず父の故郷松本を愛して居り生前、日本アルプスの見える所へ葬って欲しいと云って居たそうで この松本の城山の地に分骨埋葬されて居る。この句は代表的な句で大正9年8月父の埋葬式の為にこの地を訪れた時のものと云われて居る。 |
分骨の墓地所在地は松本市宮淵3丁目