ひめゆりの
いしぶみ深くぬかづけば
たいらぎをこいのむ
おとめらの声す
ひめゆりの塔は、沖縄師範学校女子部と沖縄県立第一高等女学校の生徒による「ひめゆり部隊」が、看護活動を行っていた最後の場所である旧陸軍第3外科壕跡です。昭和20年6月18日、突如軍より解散命令が下され、壕より脱出する直前に米軍のガス弾が打ち込まれ、学徒の多くが死亡、生還者はわずかであった。「ひめゆりの塔」は、この壕の上に建てられている学徒隊219名の御霊を祭る慰霊塔です。 この歌の作者・井伊文子さんは、彦根藩主であった井伊直弼の孫に当たる井伊直愛氏の夫人で、琉球王国の尚王家の出身でもあります。
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